玄関前にはシンボルツリーの庭木を植えて、お庭には花壇を作って色鮮やかな花を植えて四季を感じたい。せっかく戸建てに住むなら、庭付き平屋は憧れですよね。お庭は集合住宅の分譲マンションにはない戸建てならではの癒しスポットです。
しかし、
憧れの庭付き平屋に待ち受けているのは雑草との戦い。暖かくなる春あたりから新芽が出始めて、梅雨を迎えると水を得た魚ならぬ、水を得た雑草で急激にお庭が雑草だらけになってしまいます。
草抜きは時間も体力も使う重労働です。何も知識の無いまま草抜きをはじめてしまうと、雑草の抜き忘れが残ったり、途中で嫌気がさして中途半端な仕上がりになってしまいます。
重労働の草抜きも、チョットした草抜きのポイントを抑えるだけで草抜きが楽になります。
草抜きの事前準備
先ずは服装ですが、陽ざしが強い炎天下の場合、涼しい半袖・半ズボンで草抜きをやりたくなってしまいますが、必ず長袖、長ズボン、麦わら帽子、長靴、手袋で草抜きをしましょう。
草抜きは土や草を直接触るので、虫刺されや、草の棘で皮膚を切ってしまう心配があります。特に蚊は雑草の下に潜んでいて、人が近づくと汗のにおいを感じ取って近寄ってきます。
また、雑草は葉がトゲトゲしているものもあり、タンポポに似たオニノゲシは素手で抜こうとすると指先を切ってしまいます。草抜きを半袖、半ズボンで行えば、手足が擦り傷だらけになってしまいます。
そして、草抜きで一番気を付けなければいけないのが、熱中症対策。
太陽の下での草抜きは体力を大量に消費します。顔全体、首元が日陰になるようにツバの大きい麦わら帽子、首元にタオルを巻いて草抜きに臨むと良いです。
なにより忘れてはいけないのが水分補給と塩分補給。麦わら帽子を被っても暑い物は暑いです。
炎天下での草抜きは脱水症状を引き起こします。汗と一緒に塩分も体から出ているので水だけでなく塩分の補給も忘れずにとる事が大事です。
草抜きの道具
ホームセンターに行くと様々な草抜き道具が沢山売っています。私も様々な草抜き道具を買っては試してみましたが、一番楽に草むしりできるのは昔ながらの鎌でした。
お庭に生えている雑草は一種類だけでなく様々な雑草が生えています。根っこが横に広がる雑草や縦に真っすぐ伸びる雑草など様々で、上から見ただけでは根がどのように生えているか判断できません。
根の形に合わせて道具を代えていたら時間ばかりがかかり、あまりにも非効率で時間ばかりが過ぎてしまいます。
そして草抜きでなにより重視するのが、キャスター付きの椅子です。
草抜きはしゃがんだ状態で作業をするので、これが有ると無いとでは腰に掛かる負担が大幅にかわります。ビール瓶ケースを椅子替わりにする人もいますが、キャスター付きの椅子は座ったままでも少しずつ移動する事ができるので作業効率があがります。
草抜きの手順
草抜きは鎌がオススメと話しましたが、鎌は草を刈るのではなく、雑草が生えている周りの地面を掘り起こすように使います。地面を掘り起こして、雑草を引っ張るように抜けば、どんな形の根っこでも根こそぎ抜くことが出来ます。
そして、草抜きは雨上がりで土が柔らかい時がオススメです。土が乾燥してカチカチになっていると、鎌で土を掘るのに力が必要で、無理に雑草を引っ張れば根の途中で切れてしまいます。
雨があまり降らない乾季は、ホースやで草抜きをする場所に水まきをすると土が柔らかくなり雑草が抜きやすくなります。
また、忘れてはいけないのが蚊対策で、「ヤブ蚊がいなくなるスプレー」等を草抜きを行う前に雑草にスプレーしておくと蚊に刺されることも少なくなります。
そして草むしりを行う時間帯は午前中、出来れば早朝がベストです。早朝に行う理由は暑さ対策でもありますが、蚊対策にもなります。蚊は30℃前後で活発に行動するので、暑くなる前に草抜きを行えば、さらに蚊に刺されることが少なくなります。
草抜きが終わったら
草抜きが終わったら、抜いた雑草を片付けなければいけませんが、抜いた雑草は夕方までゴミ袋に入れず放置しておきましょう。
抜いたばかりの雑草は水分を含んでいて、ゴミ袋一杯に雑草を詰めるとかなりの重量になります。夕方まで放置しておけば雑草に含まれている水分は蒸発して、根っこについている土もサラサラになります。
ゴミ袋に入れる前に雑草をフリフリして土を落とせば、ゴミ袋一杯に雑草を詰めても女性でも簡単に持ち上げられる重さになります。
まとめ
草抜きはお庭全体を一気にやろうと思うと、途中で嫌気がさしてしまいます。「今日はここまでやろう」と草抜きをやる範囲を事前に決めて、少しずつやれば嫌気もささず綺麗なお庭を保つことが出来ます。
雑草が生えたら除草剤という選択肢もありますが、我が家はジャックラッセルテリアを2匹飼っているので除草剤は抵抗があります。ペットも安心な除草剤もあるので試してみましたが、ペットも安心な除草剤は効果が弱く、我が家の雑草には効果が有りませんでした。
さらに庭木を植えている場合は、除草剤を使ってしまうと庭木が枯れてしまう場合もあるので注意が必要です。
今回は雑草が生えてしまった後の対策ですが、人工芝、砂利敷き、コンクリート敷きなど、雑草が生えない対策をしておけば重労働な草抜きをしなくても済みます。
