数年前までは畳の無いオールフローリングの間取りが流行っていましたが、最近はリビングに面した畳コーナーを設置する方が増えています。畳って手触り、臭い、雰囲気が良いですよね。
洋風の外観でも畳コーナーを入れる方も沢山います。
そんな畳コーナーもしっかり設計をしないと使わない部屋となってしまいます。
使わない部屋にならないように設計段階で用途を明確にしておくと良いです。
畳コーナーの使わなくなる用途
和室で洗濯物をたたむ?
奥様の意見で和室があると「洗濯物をたたむ場所ができて嬉しい」なんて声があります。
じつは、実際に暮らしてみると和室コーナーで洗濯物はたたみません。
洗濯時の導線を考えてみて下さい。洗濯物を干すバルコニーは畳コーナーのあるリビングに面していますか?
リビングに開放感が出るように、洗濯物を干すバルコニーはリビングではなく、寝室等に設置しませんか?
寝室等に洗濯物を干すバルコニーをつくれば、その部屋に室内物干しを付けられます。
リビングに室内物干しを付けると圧迫感が出てしまいます。
家事の導線は出来る限り少ない方が楽ですよね。
そうなると洗濯物をたたむ部屋は、もちろん洗濯物を取り込んだ寝室等の部屋。
我が家も寝室で洗濯物をたたんでいます。
たたんだ洗濯物をしまうCLも寝室にありますから導線が短く済みます。
遠方からのお客さんが寝泊まりできる?
畳部屋があれば、遠方からのお客さんが泊まる事になっても布団一つ敷くだけで寝泊まり出来ます。
床の硬いフローリングに布団を敷くより寝心地が良いですよね。
畳コーナーは3、4畳程度で2人位までなら寝泊まりするにはちょうど良い広さです。
ですが、畳コーナーはリビングに面しているので、朝ごはんの支度等で、ぐっすり寝ているお客さんを起こしてしまいます。仕切を設けて部屋として確立出来れば良いですが、仕切を設けてしまうとリビングが狭くなってしまいます。
我が家の畳コーナーは3役
我が家もリビングに4畳の畳コーナーを面しています。
1.小上がりでちょっと座るのに楽々
畳コーナーを一段高くしたことによって椅子の様に使えます。
朝は、腰かけながら着替えられるので、楽に靴下を履けます。
お客さんが沢山来た時も、ソファーだけだと座る席が少ししかありませんが、小上がり畳にしておけば、人が沢山来ても座る場所を確保できます。
2.お昼寝コーナー
お昼寝は静かな寝室だと寝付けなくないですか?
いざ「寝よう」とするよりも、TVを見ながらの方が気づいたら寝入ってしまいませんか?
我が家はソファーではなく座いすを置いています。
座いすは高さがないので、上り畳に寝転んでもTVを見ることが出来ます。
3.仕事部屋
このブログはいつもこちらで書いています。
仕事部屋を作って籠ってしまうと、我が家の愛犬ジャックラッセル2匹が寂しがってしまいます。
同じ部屋にいるだけで安心するんでしょうね。
あらかじめパソコン部屋として予定していたので、棚板を付けて、コードがコンセントに行くように穴も空けてもらいました。
まとめ
畳コーナーは事前に用途を決めておかないと、使わない部屋になってしまいます。
ただ単にリビングに面していれば良いという訳ではありません。
特に、なにをするにもTVを見ながらという方は、TVボードの位置と合せて畳コーナーの位置も決めた方が良いです。