平屋の収納はこれだけ必要

以前の記事で平屋は部屋数よりウォークインクローゼットが大事と書きましたが、ウォークインクローゼット以外にも作っておいた方が良い収納は沢山あります。

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大型クローゼット

床面積に対する収納面積の比率を表す収納比率は、マンションで8〜10%、戸建てで13%が標準と言われていますが、収納は多ければ多いほど整理された家になります。

ウォークインシューズクローゼット

男性の靴の平均所有数は3~4足といわれていますが、サラリーマンなら仕事靴を合わせても5足くらいしか持っていない方が多いと思います。

一方女性は、男性からしたら靴を数えきれないほど持っているというイメージがあります。靴を買うときのポイントとして、男女共に歩きやすさやフィット感を重視しますが、男性に少なく女性に多くみられるのが、手持ちの服との合せやすさ。

男性からしたら「同じような靴を持っているよね?」と思っても、デザインやヒールの高さが微妙に違っています。壁一面のシューズボックスだけでは、妻を満足させることは出来ません。

さらにウォークスルークローゼットを造っておけば、靴だけでなく、子どもやペットのバギーを収納しておくことも出来ます。バギーを外に置いておくと通行人から散らばっている家を思われてしまうので、出来れば中に入れておきたいですよね。

さらにさらに、ウォークスルークローゼットにパイプハンガーを付けておけばコートを玄関に掛けることが出来ます。春の花粉の季節は、玄関でコートを掛けられれば、コートに付いた花粉を家の中に持ち込まないですみます。

愛犬用の収納

ペットを飼っている方は分かると思いますが、ペット用品はかなりスペースをとります。

ご飯、おやつ、おしっこシート、お出掛け時のカゴ、おもちゃ。どれもスペースをとるものばかりです。ペット用のトイレ付近に収納を作っておくと、荷物を一ヶ所にまとめておくことができます。

ペット用のご飯は震災時のことを考えて余分に備蓄しておかなければいけません。震災時は人間のご飯は配膳されてもペットの分は配膳してくれません。

2011年に起こった東日本大地震の時は、ペットを飼っている人の気持ちが理解されず、放浪動物が問題になりました。家族と離れて、衰退して死んでしまったペットが沢山いました。

東日本大地震の教訓から、環境庁が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を2013年に出しましたが、それでも災害時のペットの扱いが心配です。

参照:環境庁、災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

避難所にペットと一緒に避難できても、鳴き声や臭い等でペットを飼っていない人とのトラブルが起きることもあるので、出来れば自立して避難できるように備蓄が大切な役割になります。

さらに、ペットが歳をとってくると病院に連れていくことが多くなるので、診察券や薬を入れる棚も作っておくと良いです。我が子の白茶ジャックは今年(2020年)で10歳になりましたが、糖尿病と白内障で毎月病院通いです。

しげ雄
去年は尿結石で手術もしました。

季節用品を入れる納戸

納戸と聞くと昔ながらの古臭いイメージになりますが、最近では言い方を代えてサービスルームなどと呼んでいます。

納戸は主に普段使わないものを入れておく収納で、季節の変わり目などに活躍してくれます。

夏の終わりには扇風機をしまって、冬の始まりには暖房やコタツを出す。春か来たらイメージチェンジでラグを替えてみる。季節の変わり目は家電やインテリアを替えることが多ですよね。そんな季節物のアイテムをしまっておける納戸は平屋に欠かせない収納です。

季節外のアイテムを部屋に出しっぱなしにしておくと、片付けの出来ない人と思われてしまいます。

さらに、納戸の中に棚を付ければ、小さい物も整理整頓されて収納することができます。

布団をしまう押入

中板によって上下2段に分かれている押入を1つ作っておくと、来客用の布団や夏冬用の厚手の布団をしまっておくことができます。

押入は布団以外にも衣装ケースなど奥行きが必要な物をしまうこともできます。

いぬ君
クローゼットは奥行きが浅いよね。

押入と聞くと古臭いイメージで敬遠されがちですが、クローゼットに中板だけをつければ外見は古臭くなりません。さらに上部に枕棚をつくれば、座布団もしまうこともできます。

我が家は押入の設計をミスしてしまい、半間の押入しか造りませんでした。半間あれば布団をしまえると思っていましたが、敷布団の下に敷くマットの幅が大きく、半間の押入ではマットが収納出来ませんでした。

布団を入れる押入を造るなら、やっぱり1間の広さを持たせた方が良いです。

まとめ

収納とひとくくりでいっても、使う用途によって奥行、幅、棚等が変ってきます。間取りの打合せ段階で収納の用途を決めておかないと使い勝手の悪い収納となってしまいます。

我が家もキッチンパントリーを取りあえずで設計した結果、食材庫以外の用途となってしまいました。

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キッチンに並べられた食材の写真

間取りを決める時に、収納に何を入れるかを事前に決めておくと快適な平屋生活がおくれます。