平屋生活 with ライズ

平屋生活をするなら、車の所有は必須と言って良い程重要になります。私が平屋を建てた時、車を持っていなかったので、義父から格安で車を譲ってもらいました。

家を建てると、家財道具や引っ越し費用等でお金を沢山使うので、車を買う余裕などなく、住宅ローンと自動車ローンのダブルローンは気が乗らないものです。そんな中、車を格安で譲ってもらえたことはとても有り難かったです。

しげ雄
へんぴな場所に住むのに、車が無いことが可哀想に思われたのかも(;´・ω・)

譲ってもらった車はトヨタのウィッシュで、ミニバンながらロールーフでスタイリッシュな外観が妻は気に入っていました。そんなウィッシュも昨年、走行距離10万キロを超え、そろそろ買い替えというタイミングになりました。

 

そして、この度購入した車は、「トヨタ ライズ!!」

ライズってどんな車?

ライズは荷物を沢山積みたいけど、大きい車は抵抗があるという方にピッタリなコンパクトSUVです。

最近はコンパクトSUVブームで各社がコンパクトSUVの新車を次々と販売していますが、コンパクトSUVはSUVとしてはコンパクトでも、コンパクトカーより一回り大きい3ナンバーばかりです。

いぬ君
車幅が1700mmを超えると3ナンバーになるんだよね。

しかし、ライズは本当にコンパクトで、全長3995mm×車幅1695mmしかなく、ヤリスの全長3940mm×車幅1695mmと車幅が同じで全長が55mmしか変わらない5ナンバーサイズです。

ヤリスと言えば、スポーティさを求めるあまり、後部座席が狭く、ラゲッジが狭く、荷物が全然積めない車ですが、ライズはそんなヤリスとほぼ同じサイズにも関わらず何故か荷物が沢山積める不思議さがあります。

そして、ライズのもう一つの魅力が自動車税の安さで、ライズは排気量が1000ccしかない俗にいうリッターカーで、自動車税がなんと25,000円/年しかかかりません。

いぬ君
経済的で嬉しいね。

リッターカーというと、日産マーチの1200ccより排気量が少なく、トヨタパッソ・ダイハツブーン、トヨタルーミー・ダイハツトールと同じ大きさのエンジンになります。

マーチやパッソ、ルーミーに乗った事がある方は誰もが感じたことがあると思いますが、排気量の少ない車は加速が悪く、高速などでストレスを感じます。

ライズはそんな車と同じくらいの排気量ながら、ターボ搭載と1トンを切る車重の軽さで、リッターカーと思えないくらいキビキビとした走りをしてくれます。

しげ雄
ターボが活躍する時はエンジン音が少し気になるけどね。

家庭を持つと、車は移動の手段として考え、積載性や居住性を重視して加速や馬力を諦めてしまいがちですが、ライズの走りの軽快さは諦めて忘れていた物を思い出した感覚になります。

さらにエクステリアは、コンパクトカー独特のファミリーカーっぽさが無く、フロントは力強いグリルで、側面は車体を絞るシャープさが一切なく、全高の割に全長が短いので、可愛らしさがただよう雰囲気があります。

ライズのエクステリアは、好みが賛否ありますが、個人的に、カッコよさと可愛さを合わせたデザインはとても気に入っています。

インテリアに関しては、無駄な装備がないシンプルな設計ながら、所々にシルバーと赤の加飾があしらっており、コックピットの様なインテリアになっています。

ライズのインテリア

インテリアもエクステリア同様賛否があり、YouTubeでモータージャーナリストさんに「プラスチック素材を多用していて安っぽい」なんて言われていますが、たしかに高級車と比べれば見劣りしてしまいますが、他のコンパクトカーと比べれば同様な感じです。

そしてライズについて、「戻るウインカーとハンドブレーキは使い勝手が悪い」と良く酷評されます。

戻るウインカーについては、私も最初「なんだ!これ?」と思いました。しかし、戻るウインカーに乗り慣れてくると、意外や意外、案外悪くない感じになってきました。

それは、車線変更や高速の乗り降り時のウインカーを消す時、普通のウインカーであれば戻す作業をしなければいけませんが、戻るウインカーはちょっと触れる程度でウインカーを消すことが出来ます。これは右にウインカーを出していても、上下どちらにでも少し触れるだけでウインカーが消えてくれます。

しげ雄
高速をあまり乗らない人は使い勝手が良く感じないかも?

そして、もう一つの酷評であるハンドブレーキについては、個人的には懐かしさを感じてOKって感じです。最近の車でめっきり見なくなったハンドブレーキですが、私と同じ40代の人は、最初に乗った車はみんなハンドブレーキではなかったでしょうか?

当時はMT車が主流で、今では差別用語になってしまいますが、「男ならMT」みたいな雰囲気がありました。運転中は意味もなくハンドブレーキを触っていたり、ギアを代えるわけではないのにシフトレバーに左手を載せていたり。

ライズのシフトとサイドブレーキ

ライズは当時のMT車と同じような位置にシフトレバーとハンドブレーキがあり、ついつい左手をハンドルではなくシフトレバーやハンドブレーキに置いてしまいます。

しげ雄
本当は片手運転をしちゃ駄目だよ!

平屋暮らしにライズは正しい

田舎で平屋暮らしをするなら、スーパーやコンビニは遠いし、よく大人数で移動をするので、車は大きいに越したことはありません。但し大きい車だと、ちょっとした用事に車を出す気分にならず、軽自動車やコンパクトカー等のセカンドカーと合せて2台持ちがベストかもしれません。

しかし我が家は、セカンドカーを持つほど経済的な余裕ある訳ではなく、限られた選択肢から厳選した1台を選ばなければいけません。

しかも我が家の目の前は、竹林が生い茂っていて、梅雨の季節になると竹が道路に伸びてきて、3ナンバーの様な車幅が広い車だと笹で車を擦ってしまう恐れがある為、幅は5ナンバーを選ぶしか他有りません。

そんな中で最初に上がった候補は、コンパクトながら荷物が沢山積めるルーミーでした。ルーミーは小回りが利き、荷物も沢山積めるので、2人暮らしや、小さなお子さんを入れた3人暮らし程度なら十分な積載量があります。

しかしルーミーには大きな欠点があり、それは馬力が無い事。ライズと同じリッターカーでも、ライズよりも車重が重く、坂道はベタ踏みでなければ登ってくれません。我が家は坂の多い所に住んでいるので、馬力のない事はかなりの致命傷です。

 

そんな中で出会ったのがライズでした。

 

パッと見、コンパクトで荷物も全然詰めないような外観なので候補にすら入っていませんでしたが、妻の実家近くのイトーヨーカ堂で展示されていたライズをみてライズの見方がガラッと変わりました。

外観はコンパクトカー程度の大きさなので、ラゲッジなんて全く機能しないのだろうと思っていましたが、ラゲッジを見てみると、なんとなんと大容量!荷室容量は369ℓもあります。

ライズのラゲッジスペース

最近はリアウインドーが寝ている車が主流になりつつありますが、ライズはリアウインドー全く寝ておらず、奥行きもしっかりあるので、どんな場面でも収納に困る事はなさそうなラゲッジなっています。

そんなわけで、ライズは平屋生活に欠かせない、馬力・車幅・ラゲッジの広さを兼ね備えたベストな車です。

ライズに乗り換えた感想

結論から先にいうと、ライズに乗り換えて本っ当に良かったです。まだ乗り換えて数か月ですが、かなり快適に乗り回しています。

いぬ君
今まで乗っていた古い車と比べれば何でも快適だと思うけど?

以前乗っていたウィッシュはナビ交換を一度もせず、ナビに乗っていない道が沢山ありました。我が家に来たライズはディスプレイオーディオを装着したので、ナビは携帯マップです。携帯マップは自動更新してくれるので、新しい道が出来てもすぐに更新してくれて、道を間違える心配もなくなります。

そして音楽は、今までCDで音楽を聴いていましたが、これからは携帯と繋げてSpotifyを聴くことが出来るように!最近の車はBluetoothが当たり前のようについていますが、今まで乗っていたウィッシュにはBluetoothが無かったので、懐かしいCDばかりが流れていました。

しげ雄
これからは最新の音楽が聴き放題。

バック駐車もディスプレイオーディオにしておけば、バックカメラとパノラミックビューの両方が同時に映し出され、駐車が苦手な人でも安心して駐車できます。

しげ雄
ディスプレイは9インチの大画面で見やすいよ。

そして運転性では、ステアリングは少し重めで女性は少し苦に感じるかもしれませんが、男性が運転をするのに丁度良い重さだと思います。高速でハンドルが不安定にならず、運転している感がある絶妙な重さです。

坂道発進ではヒルスタートアシストが付いていて、ブレーキからアクセルに足を移すちょっとしたことでも車が下がることが無く、登り坂でブレーキから足を話しても1~2秒間は停止したままでいてくれます。以前に乗っていたウィッシュは、坂道ではフットブレーキを踏んで坂道発進していましたが、ヒルスタートアシストがあるのでかなり楽になりました。

加速はターボが付いているので、かなり快適に速度が上がっていきますが、高速域ではやはりリッターカーと言った所で、加速が快適に感じるのは100km/h迄といった感じがあります。

しかも100km/hくらいで走ると、ライズは車体が軽いので風が強いとかなり車体にふらつき、風きり音もそれなりに入って来ます。

まとめ

ライズは全体的に欠点が少なく、道が狭い・坂が多い・乗車人数が多い・積載量が必要・悪路を通るといった平屋生活に欠かせない条件をかなり満たしている車です。

平屋生活のQOLを上げてくれる車の一台なのは間違いないです。