梅雨が明けて連日猛暑日が続いていますが、皆さんは暑い夏をいかがお過ごしでしょうか?夏の楽しみといえば、海やプールを思い浮かべる人も多いと思いますが、新型コロナウィルスの影響で海やプールに出かけるのは躊躇してしまいますよね。
今年の夏は、学校の夏休みが短縮されて、帰省も控えなければいけないとなると、子どものストレスは溜まる一方です。そんなとき、自宅にビニールプールを広げて遊べる庭があれば、子どもにとっては少し気分転換になります。
ビニールプールは戸建ての特権
分譲マンションでビニールプールを広げようと思ったら、ベランダしか設置できる場所がありません。しかし、分譲マンションのベランダは専有部分ではなく共有部分なので、使用方法については管理規約や使用細則で制約を設けられています。
多くの分譲マンションの管理規約や使用細則では「バルコニーでの禁止行為」というものを定めていて、その中に、緊急避難の妨げとなる物品の設置、多量の排水という禁止項目があります。
バルコニーは緊急時の避難経路になっているので、部屋によっては避難はしごがあります。避難はしごが無い部屋は、隣の住戸同士を仕切る境壁を破って避難できるようになっています。
そんな避難経路にビニールプールを広げてしまうと、いざという時に避難の妨げとなって、生死の問題となります。
また、マンションのバルコニー排水は雨水を流すことを想定して作られているので、大量の水をバルコニー排水に流してしまうと、溝が詰まる恐れがあり、下の階や隣の住人とトラブルになってしまいます。
それに対して戸建ては、はしゃぎ過ぎの騒音を気にするだけで、庭でもバルコニーでもビニールプールは好きなところに広げることが出来ます。
平屋の庭はビニールプールを広げるのに適した広さ
戸建てにビニールプールを広げようと思ったら、ある程度の庭が必要になります。せっかくの戸建てなのにある程度の広さがある庭が無ければビニールプールを広げることが出来ません。
以前の記事にも書きましたが、建物を建てる時、容積率・建蔽率という制限があります。容積率50%の土地なら、30坪の平屋を建てるに60坪の土地が必要になります。
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総2階建ての場合、30坪の建物に必要な土地は30坪で、庭は建物に15坪使うので15坪しか残りません。15坪の庭と聞くと広く感じるかもしれませんが、実際は建物の周りを1周出来る程度しかありません。
蚊取り線香をイメージしてもらえればよくわかると思いますが、蚊取り線香の半分は外から1周と1/4程度になります。まだ1周しかしてないから、まだまだ使えると思っても残り半分しかありません。
これを土地に置き換えて考えてみると、建物周り1周と駐車場で、建物の1階と面積と同じになります。
これが平屋なら、30坪の建物に必要な土地は60坪で、庭は建物に30坪使うので30坪も残ります。30坪の庭があれば、庭でビニールプールだけでなく花火やBBQだって出来ます。
平屋は庭でプール遊びするのに適した間取り
子どもが庭でプール遊びするなら、たとえ浅い水でも目が離せず、手の届く所にいなければ危険です。
平屋はリビングが1階で掃き出しになっていることが多いので、親御さんは家の中にいて子どもを見守る事が出来ます。縁側があれば、縁側に腰かけて見守ることができ、足だけをプールにつかることも出来ます。
また平屋は、プール遊び後の片付けも楽ちんです。遊び終わったビニールプールはバルコニーに天日干ししなければいけませんが、2階建ての場合、濡れたビニールプールを持って階段を上がるのは一苦労です。
平屋なら、水で洗い流したビニールプールをすぐに干すことが出来て、家の中が水浸しになる心配もありません。
プール遊びは子どもだけの遊びじゃない
我が家は子どもがいない夫婦2人暮らしですが、2匹のジャックラッセルテリアがいます。ジャックラッセルテリアは元々キツネ狩りをしていた猟犬で、活発・好奇心旺盛で遊ぶのが大好きな犬です。
運動が大好きでも、夏の暑い日差しは苦手で、夏場はお散歩の時間も短く、涼しい朝・夕方・夜以外は涼しい家の中で待機です。
お庭にプールを広げてあげると、プールに浮かべたボールに向かって飛び込み、銜えて持ってきてくれます。運動不足になりやすい暑い夏場にプール遊びはもってこいです。
但し、プール遊びの最中に、濡れた体で地面にスリスリしてしまうので、あっという間に泥だらけになってしまいます。
プール遊びをした夜は、いつも以上にグッスリ寝てしまうので、よっぽど楽しかったと思います。
まとめ
平屋は庭のガーデニングで四季を存分に感じることが出来ますが、四季を感じるのはガーデニングだけでなく、季節の遊びでも感じることが出来ます。
庭が広いと、土地の購入費用が高く、固定資産税も高くなってしまいますが、お金に換算できない楽しみがあります。