キッチンにゴミ箱は何処に置く？

キッチンの間取りを考えるときに忘れがちになるのがゴミ置き場。冷蔵庫やカップボードの位置を念入りに決めても、ゴミ置き場のことはすっかり忘れる事が多いです。

キッチンスペースには食器や家電など置く物が多く、大きめのカップボードを置きたくなりますよね。

でも、大きめのカップボードを置いたために「ゴミ箱を置くスペースが無くなった」という事がないように事前にゴミ置き場も決めて置いた方が良いです。

ゴミ置き場はスペースをとられる

ゴミの分別は住んでいるエリアによって大きくかわります。ゴミの分別は国が決めているわけではなく、市区町村で分別の内容を決めています。市区町村によって分別方法が大きく変わりますが、燃やすゴミ、燃えないゴミ、缶ビンに分けるというのは、どの市区町村でも同じになっています。

分別が楽な市区町村であっても、燃やすゴミ、燃えないゴミ、缶ビンを分別する以上、キッチンには最低でも3つはゴミ箱を置かなければいけません。

キッチンに置くゴミ箱は最低でも30ℓのゴミ袋が入るゴミ箱を置きたいですよね。

そうなると、ゴミ箱1つの幅が300mm、3つ置くなら900mmの幅が必要となります。900mmというと半間（910mm）とほぼ同じ幅になります。

このゴミ置きのスペースはあくまで最低限のスペースなので分別の細かい市区町村に住むと、900mmというスペースではとても足りません。

多くの市区町村では10～15位の分別となっていますが、分別の細かい市区町村に住むと30以上に分別しなければいけないこともあります。

ゴミ箱の置く場所

最近のゴミ置き場はカップボードにゴミ箱を内蔵する人が増えています。カップボードにすっきり収納できるので、ゴミ箱が隠せてキッチン周りが清潔に見えます。

参照：パナソニック　システムキッチン：カップボード

カップボードにゴミ箱を置くと気になるのが食器への臭い移りですが、食器への臭い移りが心配の方は「ナノイー　+　脱臭フィルター」が追加で付けられるので、食器にゴミの嫌な臭いが移ることを抑えられます。

ただし、カップボードにゴミ箱を置く場合は、カップボードがゴミ箱に占拠されて入れられる食器の数が少なくなってしまいます。

カップボードには置く物が沢山あります。家電だけでも、炊飯器、オーブントースター、電子レンジ、コーヒーメーカー、ミキサー、ケトル。

食器も家を建てたら来客が増えることもあるので、家族分以外の予備もしっかりと用意しておかなければいけません。小皿、大皿、深皿、鍋等を来客用に用意します。

キッチンの横幅が2,700mmなら、キッチン後ろのカップボードが置ける幅は、冷蔵庫のスペース900mmを引いた1,800mm。

横幅が1,800mmのカップボードの場合、ゴミ箱が横幅900mm必要になるので、下段の半分をゴミ箱で占拠されてしまいます。

下段の収納は背の低い奥様にとって、良く使う物を置く場所です。カップボードの上段は背の低い奥様にとっては使い勝手の悪い収納エリアです。カップボードの上段は、あまり使わない物を入れる事になりますよね。

そんな使い勝手の良い場所のなんと半分がゴミ置き場で占拠されてしまいます。

我が家のゴミ置き場

アイキャッチ画像ですでに答えがばれてしまっていますが、我が家のゴミ置き場はキッチン台を伸ばしてスペースを確保しました。

家を建てる前の賃貸物件に住んでいた時、ゴミ置き場の場所に悩まされました。賃貸物件のキッチンスペースって狭いですよね。

キッチン後ろは冷蔵庫とニトリで買った小さい食器棚を置いただけでスペースはいっぱいでした。

料理をする時はキッチンからゴミ箱を一時移動して、料理が終わればキッチンにゴミ箱を戻す。

些細な事ですが面倒臭いです。

せっかくの新居はストレスフリーで暮らせるようにと考えついたのがキッチン台の延長。

キッチン台を延長すると、キッチンが超ワイドになります。我が家のキッチンの横幅は2,700mm、それに900mmの天板を増やして、なんと横幅3,600mmのキッチン台です。

ゴミ箱がキッチン下に隠れて、料理のしやすいキッチン台の完成です。

キッチン台が3,600mmもあると料理がとてもしやすくなります。料理中に洗い物を済ませても洗った物でキッチン台を占拠されることはありません。

フライパンや鍋など洗った後の置き場って困りますよね。

まとめ

スペースを取らない3段ゴミ箱というものも売ってはいますが、3段ゴミ箱は全然ゴミが入りません。

キッチンに置くゴミ箱の場所を事前に決めておかないと、使い勝手が悪く、見た目の悪いキッチンになってしまいます。