ハウスメーカーに5年点検に来てもらいました

我が家が建ってからもうすぐ5年。まだまだ新築に住んでいる気分でいたので、もう5年も経過しているなんて驚きです。

しげ雄
しかし、ローン残高は全然減ってない!

築後5年といえば、建物の5年点検の時期で、我が家も先日、ハウスメーカーのメンテナンス部の方に来てもらいました。

我が家は2016年に家を建てたので、建物の保証は2020年4月の民法改正前の旧民法が適応され、建物の基本構造部分は築後10年の保証となっています。5年点検は10年保証の折り返し地点で、建物に瑕疵があれば徐々に不具合が出始める頃になります。

2020年4月以降に家を建てた方は、ハウスメーカーに課される瑕疵担保責任がより重くなり、契約不適合責任がハウスメーカーに課されることになったので、それ以前の建物より手厚く保証してもらえるのでさらに安心です。

フローリング、クロス、塗装、扉の建て付けなどの内装仕上げは、前回の2年点検の時にほとんど保証が終了しているので、今回の点検は主に基本構造部分の点検になります。

5年点検の確認項目(外周り)

メンテナンスの方がお家に来られて、まずチェックしたところは外周りでした。

・お家を支えている基礎に不具合がないか?
・外壁のサイディングにヒビが入っていないか?
・コーキングが剥がれて外壁に隙間がないか?
・排水口に詰まり・汚れの付着がないか?

基礎、サイディング、目地、排水口に不具合が無いかを建物一周回ってチェックになります。当日はあいにくの天気で、我が家の裏手はコンクリでも芝でもなく土のままなので、靴がドロドロになりながらのチェックでした。

家の裏手は、土のままで尚且つ北側の為、苔が生えやすい環境で、所々サイディングが緑になっています。それを見かねたメンテナンスの方から「60℃のお湯をかけてブラシでこすれば簡単に落ちるよ」とアドバイスを頂きました。

いぬ君
白いサイディングだと汚れは目立つよね。

排水口は汚物が途中で詰まっていないか蓋を開けてチェックしましたが、我が家の排水口は綺麗なままだったので目視で終了でした。前回の点検では少し汚物が流れきっていなかった為、延長ホースで流してくれましたが、今回は何もせずに終了です。

年に1度は排水口をチェックして、何か詰まっていたら延長ホースで流して下さいとの事です。

5年点検の確認項目(室内)

外周りの点検が終わると次は室内のチェックで、室内のチェックはこんな感じです。

・天井の点検口に断熱材が入っているか?
・24時間換気は機能しているか?
・床下に水漏れがしていないか?
・地震で建物が曲がっていないか?
・浴室の換気が出来ているか?

5年点検は躯体の点検が主な感じで、室内のチェックは前回の2年点検とほとんど変わらずでした。

床下の点検口を開けて、水が溜まっていないか?湿気で塗れた形跡がないか?のチェックで、我が家の床下は前日雨が降ったにも関わらず、水っ気が一切なくカラッカラだったので問題ありませんでした。

天井の点検口はテレビ配線やインターネット配線を繋ぐとき、業者が断熱材を定位置に戻し忘れる事があるそうです。

点検口のチェック以外は室内を一通り目視で確認する程度で、我が家のクロスが一部ひび割れていたのでコーキングをチョチョッと塗っておしまいです。

クロスの保証は2年間で、今回の5年点検では保証切れとなっています。木造住宅は木の伸縮でクロスがひび割れる事が有るので、2年点検の時はクロスに不具合が無いか隈なく見渡すことをお勧めします。

こんな感じで、時間にして数十分の点検でしたが、我が家は特に問題なく、次は保証が切れる10年点検が最後の点検になります。

定期点検を受ける前に必ずやる事

定期点検があると、気持ち的に安心感が生まれます。何か不具合があっても点検の時に見つけてもらえて、永い間保証をしてくれるイメージがありますよね。

しげ雄
しかし、定期点検があるからといって安心するのは早いです。

ハウスメーカーの立場からすると、点検時に瑕疵が見つかると補修をしなければいけません。特に躯体に瑕疵があるとなると、それなりの費用と労力をもって補修をしなければならず、出来る事なら、瑕疵が見つからないまま瑕疵担保責任が終わる10年は何もないことを祈る次第です。

点検と聞けば聞こえは良いですが、定期点検を行うのは第3者ではなく、あくまで家を建てたハウスメーカーです。なので、家中隈なく瑕疵が無いかチェックをするはずもなく、そこに安心感を抱くことは危険です。

なので、定期点検にハウスメーカーの方が来る前にやっておくことは、自分で不具合が無いかをチェックする事です。事前チェックをしておけば、定期点検に来られた方に、「ここにチョット不具合があるのだけど」と相談することができます。

まとめ

とはいえ、定期的に点検に来てもらえる事は嬉しいですよね。家に不具合が生じてもチョットした事なら特に何もせずそのまま暮らしてしまいます。定期的にハウスメーカーと話す機会があると、たとえそれが過失によるもので有償となっても直そうという気持ちになり、それが家を長く保つ為の行為になります。

次回の点検は最後の10年点検ですが、その後の延長保証を付けるかはその時の気分次第です。