コロナ禍でも快適生活【2021】注文住宅の間取り・設備

2020年から始まった新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの生活スタイルは大きくかわりました。マスク着用・外出自粛・集会禁止・巣ごもり生活・テレワーク・リモート飲み、誰かこんな生活スタイルの変化を予想できたでしょうか?

コロナ禍によって生活スタイルが変わった事によって、それに合わせるように住宅の間取りや設備に求められるものも変わってきました。今までは「そんなもの必要ない」と、間取りや設備に入れなかったものでも、コロナ禍以降は大活躍するものが増えました。

今回は、2021年の注文住宅に組み込まれる人気間取りと設備をご紹介いたします。

玄関付近の手洗い洗面台

感染拡大を防止する為に、手洗い・アルコール消毒は今では欠かせない行為となっていますよね。手洗い・アルコール消毒は外から家庭内にウイルスを持ち込まないように、出入り口付近に洗面台を設けることが一番効果的です。

手洗い洗面台が家の奥にしかなかったら、洗面台にたどり着くまでに、ついつい壁に手を付いてしまったり、物を触ってしまったりと家庭内にウイルスを持ち込んでしまいます。

靴を脱ぐ時に、手すりや壁に触れてしまう事もあるので、土間に洗面台を設置すれば、より一層感染拡大防止につながります。

しげ雄
ペットを飼っているご家庭であれば、玄関に洗面台があるとペットの足が洗えて便利だよ。

さらに、洗面台をセンサー・タッチレス水洗にしておけば、蛇口に手を触れることなく水を出すことが出来ます。数年前からキッチンで手が汚れていても水が出せるセンサー・タッチレス水洗が流行り始めましたが、洗面台でもセンサー・タッチレス水洗は大活躍です。

充実したパントリールーム・冷蔵庫

感染拡大防止で手洗い・アルコール消毒と並んで重要なのは、人の集まる所に行かない事です。食料品・日用品の買い物は不要不急ではないとはいえ、スーパーには人が沢山いて買い物頻度を控えられるものなら控えたいものです。

そこで重要になってくるのは、数日分の食料を備蓄しておくことの出来るパントリーです。パントリーが充実していないと食料品を買い貯めることが出来ず、毎日スーパーへ足を運ばなければいけません。

我が家のパントリーについてはこちらを呼んでください。

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キッチンに並べられた食材の写真

そしてもう一つ重要なのが、冷蔵庫スペースです。冷蔵庫は容量によってワイド幅が異なり、大きめの冷蔵庫を置くなら余裕を持って冷蔵庫スペースを確保しておかなければいけません。

キッチンスペースには食器棚やゴミ箱スペースなど設置する物が多く、冷蔵庫スペースを小さくしがちですが、冷蔵庫スペースはケチらずスペース的に半間は確保しておいた方がよいです。

いぬ君
パントリーや冷蔵庫が大きいと宅飲みにも便利だよね。

テレワーク部屋

コロナ禍前は、ちょっとした仕事が出来るようにDENスペースが人気でしたが、ガッツリと仕事をすることをイメージしていない為、DENスペースは「リビングに面している」「冷暖房設備がない」「配線が少ない」「収納棚がない」など現在のテレワークには適していない間取りです。

テレワーク部屋がリビングに面していては、リモート会議に子供の声が入って会議を妨げてしまいますし、冷暖房設備が無ければ、一日中仕事に集中できる訳がなく、配線や収納棚がなければ仕事効率が悪くなってしまいます。

しげ雄
テレワーク部屋を作るなら、最低でも4.5畳で、リビングから隔離されている間取りが良いです。
いぬ君
とはいえ、最近はテレワーク実施企業が減ってきたよね。

隔離療養部屋

どんなにコロナ対策をしていても、新型コロナウイルスに感染してしまう可能性はゼロではありません。万が一新型コロナウイルスに感染してしまったら、まずは家族にうつさない事が重要です。その為には、家族と共用スペースを使わないで過ごせる部屋が必要で、トイレが2つある場合は、あまり使わないトイレの近くに隔離療養部屋を設けると、家庭内感染も防げます。

しげ雄
病院の病床空き状況はかなり緊迫していて、重度の症状でない場合は自宅療養になっちゃうよ。

宅配BOX

不要不急の買い物を自粛しても、やはり欲しい物は欲しいです。家にいながら買い物が出来るネットショッピングは、コロナ禍以降よく利用される方も増えたのではないでしょうか?

しかし、ネットショッピングは配達日時を指定できない事もあり、いつ荷物が届くか分からない事も多いですよね。宅配BOXがあれば、いつ荷物がきても再運送にならずに荷物を受け取ることが出来、配送業者にとっても嬉しい設備です。

換気窓

24時間換気が標準装備化されている最近の住宅ではあまり必要ないかもしれませんが、換気窓は気晴らしにも一役買ってくれます。家の中に引きこもってばかりでは気分も滅入ってしまいますが、窓を開けて外を見渡すだけでも気分はかなりリフレッシュされます。

最近の窓は一条工務店をはじめ、小さめの窓が主流となってきていましたが、やはり昔ながら窓を開けての換気は外からの風も入ってきて気持ちの良いものです。

まとめ

コロナ禍前と比べて住宅の間取りは大きく変わりました。今回紹介した間取りは一例で、外出が出来ないなら、ホームシアタールームやテラスでビアガーデンなども良いですね。

コロナ禍と上手く付き合う中で、快適な暮らしは間取り・設備によって決まります。